事業内容

平福電機製作所は、各種基板の部品実装、組付けから完成品検査・梱包までのプロセスを一貫して対応しております。

熟練した作業者の力で基板実装から完成品に至るまでの生産体制を整えております。

製造品目

  • 4輪自動車用電装品及び基板ASSY
  • 2輪車用IGN(ignition:エンジンの点火装置)及び基板ASSY
  • 産業機器(シーケンサ)の電源基板・表示器の基板ASSY

  

 ASSY … アッセンブリー(Assembly)の略語であり、部品(パーツ)単体ではなく複数の部品を
     組み合わせて構成したユニット。

基板実装工程

SMT(表面実装)ライン

プリント基板に、はんだ付けや接着剤を利用し、表面実装部品(SMD:Surface mount device)を実装します。
表面実装の工程は、
 
➀クリームはんだ印刷機で、ペースト状の半田(クリーム半田)をプリント基板に印刷

②専用の装置(チップマウンター)で、部品を搭載
③窯(リフロー炉)で熱を加えて半田付け
 
各工程はすべて専用装置で行い、一連の流れを自動で行います。

実際の作業風景

当社はSMT実装ラインを太子工場2ライン、光都工場16ライン、計18ラインを保有しています。

その他SMT工程

接着剤塗布

ボンド塗布機を使用し、基板に接着剤を塗布し、部品を搭載していく製品の場合使用します。 

アキシャル挿入・ラジアル挿入

プリント基板単体あるいは、表面実装部品を実装済みの基板にラジアル挿入機、アキシャル挿入機でリード部品を搭載します。
 
当社、保有数は以下の通りです。

・アキシャル部品挿入機、光都工場1台
・ラジアル部品挿入機、太子工場2台、光都工場1台
・ボードペッカー部品挿入機、太子工場2台

検査工程

インライン外観検査(AOI)

リフロー炉投入前基板を外観検査装置で部品の有無検査を行います。各SMTラインに設置しています。

アウトライン外観検査装置(AOI)

表面実装された基板の部品実装状態、はんだ付け状態などを外観検査装置と顕微鏡の目視検査にてチェックを行います。アウトライン外観検査装置は10台保有しています。

3D印刷検査機

はんだ印刷が正常にプリントされたか検査機で確認します。

インサーキットテスター装置(ICT)

実装部品搭載後の定数、はんだ付の良否を通電させて検査します。

外観目視

熟練の作業者が基板に傷や汚れが無いことを検査します。

組立工程

基板実装まで完了した基板に実装工程では挿入できない大型部品やヒートシンク、コネクタなどを組付け後にはんだ付けを行ったあと、ネジ締め、ケースなどを組付けて製品を完成させ検査・梱包まで行う工程です。また、生産する製品により専用の組立ラインがあり、自動化ライン及びセルライン方式で生産しています。

自動化ライン1

自動化ライン2

セルライン

主な作業工程

手挿入工程

ディスクリート部品をプリント基板に手挿入します。

はんだ修正工程

手はんだ作業が必要な工程では、お客様の技能認定に合格した作業者が作業を行います。

ネジ締め工程

 

製品を専用の設備で確実に検査しております。

平福電機製作所は、未経験者及び初心者から熟練者まで安全に作業を行える環境が整っており、

一つ一つの作業の指導は丁寧に受けることができます。